賃貸物件を探していると、「専有面積」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
なんとなく住民が使えるスペースというのはイメージできるかもしれませんが、実際にはどこを示しているのかはわからないという方も多いと思います。
そこで今回は、専有面積とは何かをご説明いたします!
賃貸で表記されている専有面積とは?定義から外れる部分もあるので注意!
専有面積とは、賃貸アパートなどの集合住宅のなかで、借主が個人専用で使うことができる室内のスペースのことをいいます。
こう言われると、エレベーターやエントランスなどのいわゆる「共用部分」以外の部屋全体だと思ってしまうかもしれませんが、実は部屋の中でも定義から外れる部分があるので注意が必要です。
では、どのような部分が定義から外れるのでしょうか?
<バルコニー・玄関ポーチ>
専有面積は屋内スペースであることが条件なので、屋外にあるバルコニーや玄関ポーチは含まれません。
これらは、災害時に避難経路として他の住民が通る可能性があるので、共用部分としてカウントされます。
<ロフト・床下収納>
ロフトや床下収納のように、床から高い位置や低い位置にあるスペースは、基本的には定義から外れます。
したがってロフトや床下収納がある賃貸物件は、表記されている面積以上の広さがあるといえます。
しかし、広さが専有面積の半分以上、高さが1.4メートル以上あれば、専有面積としてカウントされます。
また、ロフトと床下収納の両方がある場合は、合算した広さが専有面積の半分以上あるとカウントされてしまうので注意しましょう。
<メーターボックス(MB)・配管スペース(PS)>
作業員が検針で入ることができるメーターボックスや、配管が通るだけの配管スペースはカウントされません。
これらは共用部分としてカウントされます。
賃貸で必要な専有面積とはどれくらい?イメージしやすい広さの単位に換算しよう
賃貸の情報に記載されている面積を見ても、実際にはどれくらいの広さが必要なのか見当をつけるのは難しいですよね?
平成28年に発表された国土交通省による「住生活基本計画」によると、一人暮らしの人が快適に暮らせる広さの最低基準は「25平方メートル」と定められています。
25平方メートルは畳数で表すと約15畳で、坪数で表すと約7.6坪です。
もしかしたら、畳数や坪数で表したほうがイメージしやすい方も多いかもしれませんね。
専有面積を「1.62平方メートル」で割ると畳数、「3.31平方メートル」で割ると坪数を計算できるので、必要に応じて換算してみましょう!
まとめ
今回は、専有面積とは何かをご説明いたしました。
これを覚えておけば、一見狭そうな部屋でもロフトや床下収納によって、思った以上にスペースを広く使える物件も見つけられるかもしれないですね。
ぜひいろいろな賃貸物件を見比べて、理想的なお部屋を見つけましょう!
私たちジーピー株式会社は、宮崎市エリアを中心に賃貸物件を扱っております。
お部屋探しで、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。