宮崎市には昔、佐土原城というお城があったことを知っていますか?
このお城は鎌倉時代に築城され、明治時代の初めまで地域の政治や文化の中心として栄えていました。
「せっかく宮崎市で暮らしているのに、今はお城が見られないなんて残念…」と思っている方は、ぜひ「宮崎市佐土原歴史資料館」へ遊びに行ってみてください。
こちらは地域の歴史や文化が学べる、おすすめのスポットです。
今回は、宮崎市佐土原歴史資料館の見どころについてご紹介いたします!
宮崎市佐土原歴史資料館の見どころ①鶴松館
まずご紹介する宮崎市佐土原歴史資料館の見どころは、「鶴松館」です。
鶴松館はお城の一部を復元した建物で、大広間・書院・数奇屋の3棟からなります。
どうして現存しないお城を復元できたのか、気になりますよね?
実は、平成元年に当時田畑だった城跡を発掘調査したところ、なんと柱穴や石組など建材の遺構が見つかったのです!
これらの発見された遺構を基にして建てられたので、鶴松館は当時の藩主の暮らしを建物から感じられる造りになっています。
たとえば、大広間は藩主が他藩の使節と対面する際に使用する部屋だったことや、書院は藩主が日常政務をとる部屋だったということが、鶴松館の造りから理解することができます。
また書院の内部には、佐土原の古代から現代までの歴史を分かりやすく展示してあるので、こちらで地域の歴史を学びましょう!
宮崎市佐土原歴史資料館の見どころ②商家資料館
続いてご紹介するのは、「商家資料館」です。
商家資料館は木造瓦ぶきの建物で、もともとは江戸時代から味噌や醤油の醸造販売を営んでいた阪本家が所有していました。
こちらの建物は「重層入母屋根造りの平入り型」という、複数の土地に対して1つの入母屋(いりもや)と呼ばれる屋根があり、建物の長辺となる平(ひら)から入る造りになっています。
当時の佐土原の旧商家では一般的な構造でしたが、このような建物は年々減少しているので、商家資料館は平成12年に宮崎市の有形文化財に、平成20年に宮崎市景観重要建造物に指定されました。
建物は2階建てで、1階は机や銭箱などが置かれた帳場の様子を見ることができ、2階には商いに関する資料が展示されています。
江戸時代の商人たちの暮らしを垣間見ることができるので、ぜひ江戸の暮らしに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、宮崎市佐土原歴史資料館の見どころについてご紹介いたしました。
発見された遺構や現存する建物を活用して忠実に当時の暮らしを再現しているので、江戸時代の佐土原を肌で感じることができます。
ぜひ、当時の暮らしを学びに資料館を訪れてみましょう!
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